□□ 消痔霊 □□


 ◆開発経緯
 ◆成分
 ◆薬効作用
 ◆注射方法
 ◆治療成績
 ◆合併症



【合併症】

史兆岐医師は、1977年から1996年にかけて
III度(痔核が脱出して手で押し込まないと戻らない)および
IV度(痔核が常に脱出していて押し込んでも戻らない)
の痔核102,000例の治療を行い、そのうち北京の広安門医院など4つの医療機関で治療した21,361例について、合併症(治療に伴って生じる不都合な症状)について「治療後の反応」として報告しています。

違和感
21,361例に治療後肛門に軽度の違和感があったが、2〜24時間以内に消失した。

痛み
IIIおよびIV A期の痔核は無痛で、IV B期の痔核に軽度の痛み(生活に支障なく鎮痛剤を必要としない)があったが、1〜2日のうちに消失した。

発熱
症例の3%に軽度の発熱(37.5〜38℃)がみられたが1〜2日で解熱した。

排尿困難
症例の1%に軽度の排尿困難がみられたが、1〜4時間で自然消失した。
壊死106例(0.5%)に軽度の壊死(組織が腐ること)17例(0.08%)に重度の壊死(出血量100〜400mL)がみられた。

国内では高村寿雄医師(健生会土庫病院奈良大腸肛門病センター外科)らが、1977年から2001年6月までに238例に計283回使用し、その治療経験から合併症として前立腺炎、副睾丸炎、睾丸炎、壊死・出血、肛門痛、痔核の残存、注射後の硬結、直腸筋層壊死、直腸狭窄などを上げている。

【医学論文】
・史兆岐:III,IV期痔核の治療方針と肛門cushion保護の重要性--消痔霊四歩注射硬化療法の研究背景--.第4回日中大腸肛門病学術交流会.1998
・高村寿雄,稲次直樹,吉田周作,増田勉:消痔霊注射による内痔核硬化療法.日本大腸肛門病会誌 54:901-914,2001

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