◆開発経緯 ◆成分 ◆薬効作用 ◆注射方法 ◆治療成績 ◆合併症 |
【薬効作用】 消痔霊の開発者である、史兆岐医師(中国中医研究院広安門医院)は、1998年10月に福岡で開催された『第4回日中大腸肛門病学術交流会』において論文を配布し、その中で消痔霊の薬効作用について、以下のように示しています。 < >内は注釈です。 @硬化(中程度の線維化)作用:動物実験で消痔霊注射後に無菌性起炎反応が起こり、組織に中程度の線維化<炎症が修復する過程で線維があつまり硬くなる>が起こることが証明された。 A毛細管の収縮作用:DC-001型測定器を用いた観察により消痔霊のウサギ毛細管に対するin vitro<試験管や培養容器内など、人工的な環境で反応や現象をみる系をいう>の明らかな収縮作用が認められた。 B毛細管の閉塞作用:動物の炎症発生試験で消痔霊は毛細管に対して親和性があり、起炎作用があることが示された。 すなわち小静脈に血栓が形成され、小動脈には増殖性内膜炎が生じ、血栓が形成される。 C上直腸動脈分枝血管閉塞作用:III度内痔核患者7例について注射後にDoppler血流計で上直腸動脈分枝血管血流の測定を行った。 注射後、3日、7日、14日、30日に測定を行ったところ、動脈血流量は明らかに減少し、最後に血流は基本的に遮断され、消痔霊が上直腸動脈分枝血管を閉鎖或いは原則的に閉塞することがわかった。 D制菌作用(傾注法、試験管法試験):消痔霊を2分の1に希釈。 大腸菌、パラ大腸菌、フレキシナー赤痢菌、腸チフス菌、緑膿菌に対し制菌作用が認められた。 E薬剤の安全性(毒性及び副作用は見られない):急性毒性試験ではLD50<投与した動物の50%が死亡する用量を体重当たりの量(mg/kg)として表したもの >=7.8+-<プラスマイナス>0.61mL/kg(消痔霊をマウスの尾静脈に注入)。 慢性毒性試験では犬(6検体)に、消痔霊0.8mL/kg(臨床使用量の2倍)を10日間連続皮下注射し、14日間は投与を停止した。 投与前、投与後12日及び24日のGPT,BUN,Cr(クレアチニン)値は正常であった。 1〜3ヶ月目に屠殺して得た心臓、肝臓、腎臓及び脳には病理学的組織変化は見られなかった。 【医学論文】 史兆岐:III,IV期痔核の治療方針と肛門cushion保護の重要性--消痔霊四歩注射硬化療法の研究背景--.第4回日中大腸肛門病学術交流会.1998 | ||
|
△△このページのトップへ△△ |
|||